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後編:2017年8月メキシコ訪問記

category : 最新イベント 2017.11.10 

★メキシコ
ドミニカ共和国でのコンファレンスが21日に終わり、8月23日の夜中12時過ぎにシアトル空港に到着。翌24日、午後2時の飛行機で今度はロサンゼルスを経由してメキシコに向かいました。メキシコでは国際波動インストラクターのドリーナ・ガルシア・メダさんが今年エモト・ピース・プロジェクト・メキシコを立ち上げてくださり、メキシコ版の『水からのでんごん』を作成、印刷して下さいました。

そのオープニングをするためと、モレリアという街で「学習と向上のためのセンター」が8月26日から教育関係者向けに開催した「第1回国際会議 インクルージョン教育と男女平等」という国際会議で「水からの伝言」の講演をするためでした。

24日の夜中12時過ぎにメキシコシティーに到着し、波動インストラクターのドリナさん、そしてキューバから招かれていた文部省のマーリン・トリアーナさんと合流し、夜中の2時過ぎにホテルにチェックインし、2時間休憩。朝4時半起床で、5時出発の高速バスにのり4時間かけてミチョアカン州のモレリア市まで3人で行きました。

メキシコの高速バスは、飛行機のビジネスクラスのように広くゆったりとしていて、何とも快適でした。3人とも夜ほとんど寝ていなかったので、モレリアに到着するまでバスの中でうたた寝をしてました。

モレリアに着くと、そのまま連れて行かれたのがモレリアのクィツェーオ町の町役場でした。事前打ち合わせが全く無かったので、なぜそこに行くのか、何が行われるのかもわからないまま、役場内に入っていくと、子どもたちを含め多くの人が着席し私の到着を待っていてくれました。

どうやらクィツェーオの町がエモトピースプロジェクトの私たちを特別ゲストとして迎え入れるための親善式のような催しが行われることになっていたようです。メキシコと日本の大きな国旗があり、「厳粛集会:自治区の鍵授与および林美智子へ著名特別訪問者としての鍵の贈呈」と書かれた垂れ幕があり、とても感激しました。

とは言え、多くの方が座っていらっしゃる一番前に、ホアン・マスコッテ・セセント町長の他に6,7名の方々が一緒に参列していらっしゃり、司会の方がそれぞれを紹介して下さると、紹介された方が起立し一言お礼とあいさつをしてくださいました。私もエモトピースプロジェクトとしてこのような名誉な席にご招待いただき、感謝をし、水が教えてくれている大切な事、私たちはどの国に住んでいようとも、水を通して繋がっており、一つ(ワンネス)である事を話させていただきました。

そして会場に来ていた子供たち全員に町長の手から出来立てのメキシコ版『水からのでんごん』をプレゼントしました。予期していなかった友好の式にお招きいただき、心から感謝です。こうやって世界中が友好的になっていくと世界は本当に平和になりますね。

この親善式の後、急ぎで連れて行ってくださったのは、メキシコで2つ目に大きな湖の麓でした。そこではネイティブインディアンたちによるセレモニーが行われようとしていました。昔ながらのセレモニーで、真ん中には神々さまに感謝を込めてお供えしている果物、カカオ、お花、貝殻など、このメキシコでとれる様々なものがありました。太鼓や笛などで音楽を奏で、はだしで踊りながら、水の神様、風の神様、母なる大地、太陽、木々の妖精、農作物の神様など、日々私たちの生活を見守ってくださっているすべての神々様に感謝をします。このような儀式はつい100年ぐらい前までは、世界中のいたるところでネイティブの人々がそれぞれの風習で感謝の祈りをしていましたが、忙しくなった現代社会においては、すっかり忘れてしまっていますので、このメキシコで、ネイティブインディアンの血を受け継ぐ人たちが、とても大切なセレモニーを行ってくださったこと、そして私も参加させていただけたことに心から感謝しました。セレモニーが終わると、皆で果物などをいただくのですが、カカオやトマトは実はメキシコが発祥の地だそうです。取れたてのカカオは苦さも無く、甘みのないチョコレートのようでおいしかったです。

翌日からいよいよメインの「第1回国際会議 インクルージョン教育と男女平等」が始まりました。参加者の多くは教育関係者で、私は教育関連の国際会議に参加したのはこれが初めてでした。初日は500人の会場でしたが、予定よりも参加者が多く、立ち見の方が多かったそうで、2日目には急きょ会場が大ホールに変わりました。私の講演は初日でしたが、エモトピースプロジェクト メキシコの立ち上げと、絵本の紹介は2日目の朝一、9時からの講演予定でしたので、8時半に会場入りすると、まだ関係者が新しい会場に椅子を入れたり準備をしている最中で、実際にイベントが始まったのは9時半過ぎでした。これも中南米時間です。遅れても文句を言う人もいないし、参加者たちも9時過ぎてやっと会場入りするという感じです。

国際波動インストラクターのドリナさんがエモトピースプロジェクト メキシコを立ち上げてくださり、メキシコ版の『水からのでんごん』を印刷して下さいました。メキシコ版は他のEPPの絵本とは少し異なり、古代の偉大な文明が言い伝えた水に対する大切な事を子供たちに忘れないでほしいと、水の結晶が教えてくれていることと合わせた形の絵本になっている、とても大切な、そして可愛い絵本になりました。ありがたいことに、今回の会議で絵本のすばらしさを知った参加者や先生方が、皆さん絵本を求めてくださり、準備していた150冊があっという間になくなってしまいました。

国際会議が終わった次の日には、モレリアの環境省からお声をいただき、講演をさせていただきました。そして無事メキシコでのお仕事も終わり、最終日の夜は参加者(マルタという女性)とキューバからいらしていた文部省管轄の教育関連のトップのマーリンさん、そしてEPPメキシコのドリナと私でお別れ会をしました。様々なコンファレンス、イベントなどに参加させていただき感じることは、今の時代、子育てを終えた多くの女性が、この地球の平和のために純粋な想いでとても活躍しているということです。会長は数年前から「今からは女性の時代だ」とおっしゃっていたのを思い出します。私も頑張らなければならないと改めて感じているところです。
 
愛感謝

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